犬と猫どちらが認知症予防には有利か?
犬と猫どちらを飼うのが認知症予防になるか?
この質問をうちの妻にしてみたら、犬の方がいいとの回答でした。
チワワを飼っている私も、たぶんそうだろうと思います。
少し独自の調査をしてみました。
犬の方が認知症予防に良い理由 🧠🐶
① 運動量が増える → 脳機能が活性化
犬の散歩は 有酸素運動 になり、脳の血流が促進され、神経成長因子 BDNF(脳由来神経栄養因子)が増加。これにより 神経細胞の新生やシナプスの可塑性 が向上し、認知症リスクが低下します。
✅ 研究データ:ウォーキングなどの有酸素運動が認知症予防に効果的であることが多数の研究で示されています。
✅ 犬の散歩習慣 → 強制的に運動できる(特に高齢者にとって重要)
② 社会的交流が増える → 認知機能の維持
犬を飼うと、散歩中に人と会話する機会が増え、孤立を防ぐ ことができます。
✅ 社会的つながりが多い人は認知症リスクが低い(研究データあり)
✅ 犬仲間 との会話が自然に増え、脳への刺激 になる
✅ 孤独感を軽減し、うつや認知症のリスクを下げる
③ ルーチンができる → 脳の刺激が増える
犬は毎日のルーチン(ごはん、散歩、遊び) を必要とするため、飼い主は自然と 規則正しい生活 になります。
✅ 規則的な生活は認知機能を維持 する
✅ 毎日の変化(天気、散歩コース、犬の反応)による 刺激 が脳の活性化につながる
④ オキシトシンが増加 → ストレス軽減・脳機能向上
犬との触れ合い(撫でる、アイコンタクト、遊ぶ)で オキシトシン(愛着ホルモン) が分泌。
これにより ストレス軽減・記憶力向上 が期待できます。
✅ オキシトシンはアルツハイマー病の予防に有望な物質(最近の研究)
✅ ストレスが減ることで、慢性炎症や脳のダメージを防ぐ
🐶 結論:犬は「運動+社会性+ルーチン+オキシトシン」の4つの要素で認知症予防に貢献!
もちろん、猫もリラックス効果があり ストレス軽減 に役立ちますが、運動や社会的交流を促す犬のほうが認知症予防にはより効果的 というのが科学的な見解です!
おまけ。
📌 猫のメリット
✅ リラックス効果が高い → 猫のゴロゴロ音や撫でる行為がストレスを軽減
✅ 柔軟な飼い方ができる → 散歩の必要がないため、高齢者にも飼いやすい
✅ オキシトシンの分泌促進 → 愛着ホルモンによるストレス軽減と脳の活性化
葉酸と認知症予防:坂戸プロジェクトの取り組み
葉酸と認知症予防:坂戸プロジェクトの取り組み
葉酸(ビタミンB9)と認知症の関係についての研究は近年、注目を集めています。葉酸はDNAの合成や修復、神経伝達物質の合成に関与し、脳の健康を維持する上で重要な役割を果たしています。特に、ホモシステインというアミノ酸の代謝に関与することが知られており、その蓄積がアルツハイマー病などの認知症リスクを高める可能性が指摘されています。
近年の研究では、葉酸の摂取量が十分でないと、ホモシステイン値が上昇し、脳血管障害や神経変性を引き起こす可能性があることが報告されています。例えば、フィンランドで行われた大規模な疫学研究では、葉酸の摂取が十分な高齢者は、認知機能の低下が遅れる傾向があることが示されました。また、アメリカの研究では、葉酸を多く摂取している人ほど、アルツハイマー病の発症リスクが低いことが明らかになっています。
さらに、葉酸とビタミンB12を併用することで、ホモシステイン値を低下させることができるとする研究もあります。特に高齢者においては、ビタミンB12の不足が葉酸の効果を抑制する可能性があるため、バランスの取れた食事が重要です。
坂戸プロジェクトと葉酸摂取の推進
埼玉県坂戸市では、葉酸摂取の促進を目的とした「坂戸プロジェクト」が展開されています。このプロジェクトでは、葉酸を多く含む食品の普及や、認知症予防に関する啓発活動が行われています。特に、地域住民への栄養指導や、葉酸を強化した食品の開発など、多角的なアプローチが取られています。
坂戸プロジェクトの成果の一つとして、葉酸強化食品の開発があります。例えば、葉酸を多く含むパンやレトルト食品が地域のスーパーや飲食店で提供され、市民が手軽に摂取できる環境が整えられています。また、健康講座や栄養指導を通じて、葉酸の重要性が広く伝えられています。
葉酸を多く含む食品と日常の食事への取り入れ方
葉酸を多く含む食品としては、以下のものが挙げられます。
- 緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリー、アスパラガスなど)
- 豆類(えだまめ、納豆)
- 果物(オレンジ、バナナ)
- レバー(牛・鶏・豚)
これらの食品を日常的に摂取することで、葉酸不足を防ぎ、脳の健康を維持することが期待されます。特に、バランスの良い食事を心がけることで、葉酸だけでなく、他のビタミンやミネラルも効果的に摂取できます。
まとめ
葉酸は認知症予防において重要な栄養素であり、特に食事から適切に摂取することが望ましいです。坂戸プロジェクトのような地域レベルでの取り組みは、健康意識の向上に寄与し、多くの人々にとって役立つものとなっています。今後もさらなる研究が進められ、葉酸の認知症予防効果についての理解が深まることが期待されます。
「じゃない腹痛」の意外な正体:ACNES(前皮神経絞扼症候群)とは?
「じゃない腹痛」の意外な正体:ACNES(前皮神経絞扼症候群)とは?
昨日の夜、病診連携でいつもお世話になっている友愛記念病院の地域医療カンファレンスに参加しました。
今回のテーマは「一般内科アラカルト」。演者の先生は一般内科の平岩正樹医師でした。
幅広い知識と独自の視点を持つ先生 であり、毎回その講義には圧倒されます。
その中でも特に印象的だったのが、「じゃない腹痛」というテーマです。
これは、消化器疾患ではないのに腹痛を引き起こす疾患 についての話でした。
今回紹介された疾患の中で、特に興味深かったのが ACNES(前皮神経絞扼症候群:Anterior Cutaneous Nerve Entrapment Syndrome) です。
「原因不明の腹痛」として扱われることが多いACNESですが、適切な診断と治療で改善可能な疾患 でもあります。
1. ACNESとは?
ACNES(前皮神経絞扼症候群) は、腹部の筋膜を貫通する前皮神経が圧迫(絞扼)されることで発生する神経性の腹痛 です。
多くの患者は 「長引く腹痛があるのに、胃腸の検査では異常が見つからない」 という状態に陥ります。
そのため、過敏性腸症候群(IBS)やストレス性の腹痛と誤診 されやすいのが特徴です。
しかし、ACNESによる腹痛には消化器疾患とは異なる特徴 があります。
2. ACNESの症状と診断のポイント
✅ ACNESの特徴的な症状
- 腹部の限局した痛み(特にへそ周囲や下腹部)
- 圧痛がある(押すと痛みが強まる)
- 食事や排便の影響を受けない
- 横になると痛みが増すことがある
- 胃腸薬が効かない
- 画像検査(CT、エコー、内視鏡)では異常なし
✅ 診断のポイント
1. カーネット徴候(Carnett's Sign)の確認
-
方法:
患者が仰向けになり、医師が痛みの部位を押さえた状態で
① 頭を持ち上げる または ② 両足を浮かせる -
結果:
- 陽性:痛みが増す(ACNESの可能性が高い)
- 陰性:痛みが変わらない or 軽減(消化器疾患の可能性)
2. 局所麻酔ブロックテスト
- 圧痛点にリドカイン(局所麻酔薬)を注射
- 30分以内に 痛みが大幅に軽減すれば、ACNESの診断が確定
3. ACNESの治療法
ACNESは消化器疾患とは異なり、胃薬や整腸剤では改善しません。
原因が神経の絞扼であるため、治療も「神経ブロック」が中心 になります。
① 保存的治療(軽症の場合)
- 腹筋への負担を減らす(過度な運動を控える)
- 鎮痛薬(NSAIDs)の使用
- 物理療法(ストレッチ、リハビリ)
しかし、保存療法だけでは効果が不十分なことが多いです。
② 神経ブロック注射(第一選択)
- リドカイン+ステロイドの局所麻酔ブロック
- 診断の確定と同時に治療にもなる
- 効果が一時的なこともあるため、数回の注射が必要になることもある
③ エタノール注射(神経破壊ブロック)
- 局所麻酔ブロックの効果が 一時的にしか続かない場合 に適応
- 神経を不可逆的に破壊し、長期的な痛みの緩和を目指す
- 感覚鈍麻(しびれ)が残る可能性があるため、慎重な適応が必要
④ 外科的治療(最終手段)
- 神経切除術(Neurectomy)
- 上記の治療で改善しない場合に選択
- 圧迫されている神経を外科的に切除
- 成功率は高いが、術後にしびれが残る可能性がある
4. まとめ:ACNESは「見逃されやすい腹痛」
ACNESは、消化器疾患ではないが腹痛を引き起こす神経疾患 であり、適切に診断されれば治療が可能な疾患です。
✅ カーネット徴候陽性ならACNESの可能性が高い!
✅ 局所麻酔ブロックで診断が確定!
✅ 胃腸薬では治らない腹痛には、ACNESを疑うことが重要!
✅ エタノール注射や神経切除術で根治が可能!
「ずっと腹痛が続いているのに、検査では異常がない」
そんな悩みを抱えている方は、ACNESの可能性を考え、専門医に相談してみてください!
和食を最高の認知症予防食に!
和食を最高の認知症予防食に!
現代社会において、認知症は深刻な健康問題の一つとなっています。しかし、私たちの伝統的な「和食」こそが、認知症を予防する最適な食事法であることが、多くの研究によって示されています。本記事では、和食の特長と認知症予防効果について詳しく解説し、具体的な実践方法を紹介します。
和食が認知症予防に優れる理由
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DHA・EPAが豊富な魚介類
和食では、青魚(サバ、イワシ、サンマなど)がよく食べられます。これらにはDHAやEPAが豊富に含まれ、脳の炎症を抑え、神経細胞の機能をサポートする効果があります。認知機能の低下を防ぐために、週に2〜3回の摂取が推奨されます。 -
発酵食品で腸内環境を改善
味噌、納豆、漬物、ぬか漬けなどの発酵食品は、腸内細菌のバランスを整え、脳と腸をつなぐ「腸脳相関」を強化します。近年、腸内環境が認知症予防に大きく関与していることが明らかになっており、発酵食品を日常的に摂ることで、脳機能の維持に寄与すると考えられています。 -
低糖質・高栄養価の食事構成
和食の基本は「一汁三菜」であり、米や味噌汁、魚、野菜、豆類がバランスよく組み合わされています。特に、玄米や雑穀米を選ぶことで、血糖値の急上昇を抑え、糖化ストレスを軽減できます。これにより、アルツハイマー型認知症のリスクを下げることができます。 -
ポリフェノール・ビタミン豊富な食材
緑黄色野菜(ほうれん草、小松菜、にんじんなど)、海藻類、きのこ類には、抗酸化作用の強いポリフェノールやビタミンが豊富に含まれています。これらの成分は、脳細胞の酸化ストレスを防ぎ、老化を抑える役割を果たします。 -
塩分・糖分を控えめにする工夫
和食は健康的な食事ですが、味噌や醤油、漬物など塩分が高くなりがちです。減塩タイプの調味料を使用したり、薄味を意識することが大切です。また、煮物や甘い味付けの料理では、砂糖の使用を控え、天然の甘み(みりんや出汁)を活用することで、健康的な和食を楽しめます。
和食を活かした具体的な食事法
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朝食に味噌汁+納豆ご飯
味噌汁は発酵食品として腸内環境を整え、納豆はビタミンK2を多く含み、脳の健康維持に役立ちます。ただし、味噌汁は減塩味噌を使用し、具材を増やすことで塩分を抑えましょう。 -
昼食に魚中心の定食
焼き魚、煮魚などを中心に、野菜のお浸しや海藻サラダを組み合わせることで、DHA・EPA、ビタミン、ミネラルをバランスよく摂取できます。煮魚のタレには砂糖を控えめにし、出汁の旨味を活かしましょう。 -
夕食は低糖質&発酵食品を意識
糖質を控えめにし、豆腐、キノコ、海藻、発酵食品を使った料理を取り入れることで、血糖値の安定と脳の健康をサポートします。漬物を食べる際は塩分に注意し、食べ過ぎに気をつけましょう。
まとめ
和食は、DHA・EPA、発酵食品、抗酸化成分を多く含み、血糖値の急上昇を防ぐことで、認知症予防に最適な食事法です。ただし、塩分や糖分を控えめにする工夫を取り入れることで、さらに健康的な食生活が実現できます。日々の食生活に意識的に取り入れることで、脳の健康を守り、認知機能の低下を防ぐことができます。和食の力を活かし、健やかな未来を築きましょう!