2025-04-08 21:23:00

放っておけない「睡眠時無呼吸症候群」とは

 

もしかしてSAS?放っておけない「睡眠時無呼吸症候群」とは


最近、こんな症状はありませんか?

  • 朝起きたときに疲れが残っている

  • いびきが大きいと家族に言われる

  • 昼間、ついウトウトしてしまう

  • 集中力が続かない

  • 高血圧を指摘されたことがある

もし思い当たるものがあれば、「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?

SASとは、睡眠中に呼吸が止まったり、極端に浅くなったりする病気です。特に多いのが、「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)」と呼ばれるタイプで、のどの奥(上気道)が塞がってしまうことが原因です。

自分では気づきにくいのが特徴で、「ただのいびき」や「疲れやすさ」だと思って見過ごされがちですが、実はさまざまな疾患リスクと深く関わっています。

SASが引き起こす健康リスクとは?

SASを放置すると、以下のような重大な健康リスクが高まることがわかっています。

  • 高血圧・心不全・心筋梗塞・脳卒中

  • 2型糖尿病や脂質異常症

  • うつ病や認知機能低下

  • 交通事故・労働災害のリスク上昇

「睡眠の質」が損なわれることで、全身に悪影響を及ぼすのです。

自宅でできる「簡易検査」とは?

当院では、帝人株式会社との提携により、ご自宅でできるSASの簡易検査をご案内しています。

✔ 簡易検査の流れ:

  1. 医師の問診

  2. 帝人より検査機器をご自宅に発送

  3. ご自宅で1~2晩、就寝時に機器を装着

  4. 回収・解析後、結果を医師が説明

この検査で「1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数(AHI)」が測定できます。

AHIが40以上 → 精密検査なしでCPAP治療へ

簡易検査で AHIが40以上 と診断された場合は、精密検査(ポリソムノグラフィー)を行わなくても、CPAP(シーパップ)治療を保険適用で開始することが可能です。

つまり、重度のSASであれば、より早く治療に進めるのです。

CPAP治療とは?

CPAP治療は、睡眠中にマスクをつけて、空気を送り込み、のどが塞がらないようにする治療法です。治療を始めることで、

  • 熟睡できるようになる

  • 日中の眠気がなくなる

  • 血圧が安定しやすくなる

  • 心臓や血管への負担が減る

といったさまざまな改善効果が期待できます。

帝人との連携により、機器の提供・使い方のサポート・遠隔モニタリングまでトータルで支援いたします。

最後に:いびきは「病気のサイン」かもしれません

「ただのいびきだから」と放っておくのはとても危険です。
SASは、気づかないうちに命に関わる疾患へとつながっていく**“静かな病気”**とも言われています。

少しでも気になる症状があれば、ぜひ一度ご相談ください。
自宅でできる簡易検査から、治療までしっかりサポートいたします。

📞 お問い合わせ・検査予約はお気軽にどうぞ