2025-03-31 08:40:00

心臓を守る食事法!「地中海食」が心筋梗塞や脳卒中を防ぐ理由とは?

 

心臓を守る食事法!「地中海食」が心筋梗塞や脳卒中を防ぐ理由とは?

こんにちは。
今回は「心臓を守る食事」として、世界中の医師や研究者が注目する「地中海食(Mediterranean Diet)」についてご紹介します。

「脂質は悪者」「肉を控えれば安心」――そんな常識が、いま見直されています。
その中で最も信頼されている食事法のひとつが、スペイン・ギリシャ・イタリアなどの伝統的な食文化に基づいた「地中海食」なのです。

地中海食ってどんな食事?

「地中海食」とは、以下のような食材を中心に構成される、バランスの取れた食事法です。

✅ 積極的にとるもの

  • 野菜・果物

  • 魚介類(特に青魚)

  • オリーブオイル(特にエクストラバージン)

  • ナッツ・種実類

  • 豆類・全粒穀物

  • ハーブや香辛料

✅ 適量とるもの

  • ヨーグルトやチーズなどの発酵乳製品

  • 赤ワイン(1日グラス1杯程度)

✅ 控えるもの

  • 赤身肉や加工肉

  • 清涼飲料水、菓子類など精製糖

  • 白パン・白米など精製穀物

心臓病を防ぐ科学的エビデンス

地中海食が注目されるきっかけとなったのが、スペインで行われたPREDIMED(プレディメッド)試験です。

🔬 PREDIMED試験の概要

  • 対象:心血管リスクのある高齢者 約7,500名

  • 期間:平均5年の追跡調査

  • 比較:

    • A群:地中海食+オリーブオイル

    • B群:地中海食+ナッツ

    • C群:脂質を控えた従来の低脂肪食

📊 結果

→ 地中海食を続けたグループは、心筋梗塞・脳卒中・心血管死のリスクが約30%低下しました(NEJM, 2013)。

これは「カロリー制限なし」「食事の満足感を保ちながら」得られた効果です。

なぜ心臓に良いのか?地中海食の健康メカニズム

食材 主な働き
オリーブオイル 抗酸化作用、HDL(善玉)コレステロールの増加
青魚(EPA・DHA) 中性脂肪の低下、血栓予防、抗炎症作用
野菜・果物 抗酸化ビタミン、カリウムによる血圧調整
ナッツ類 血糖・脂質代謝の改善、腹持ちが良い
赤ワイン(少量) ポリフェノール(レスベラトロール)が血管保護に働く

今日からできる!地中海食の始め方

初めての方にも取り入れやすいポイントをご紹介します。

🌿 朝食に
→ プレーンヨーグルト+オリーブオイル+ナッツ
→ 全粒粉パン+アボカド・ゆで卵

🐟 昼・夕食に
→ 白米を雑穀や玄米に切り替え
→ 魚(特にサバ・イワシ・サンマ)を週2回以上
→ オリーブオイルを炒め物・サラダに活用

🍷 お酒を飲むなら
→ 赤ワインを1日グラス1杯まで(週に数回)

まとめ

✅ 地中海食は、心臓病・脳卒中の予防に科学的根拠のある食事法です。
✅ カロリー制限よりも、「食材の質と種類の選択」が大切。
✅ 続けやすく、満足感も高いため、長期的な健康維持に向いています。

食事は「薬」以上に、私たちの体と心に影響を与えます。
今日の一食から、未来の健康を守る選択を始めてみませんか?

📌【医師からのひと言】
日本食に馴染みがある方も、地中海食のエッセンスを活かすことは可能です。例えば「魚を多く食べる」「オイルをサラダ油からオリーブオイルに替える」など、小さな工夫が大きな変化につながります。