2025-03-03 14:38:00

男性更年期(LOH症候群)とは?テストステロン補充療法でできること

 

40代以降の男性に増えている「男性更年期(LOH症候群)」とは?

「最近、やる気が出ない」「性欲が落ちた」「疲れが抜けにくい」…
40代以降の男性で、こうした不調を感じている方は少なくありません。

これらは、加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)と呼ばれる男性更年期のサインかもしれません。

男性ホルモン「テストステロン」が減るとどうなる?

男性ホルモンの一種であるテストステロンは、20代をピークに徐々に減少します。
テストステロンには、次のような男性らしさを維持する役割があります。

  • 性欲や勃起力の維持
  • 筋力や骨密度を保つ
  • やる気や集中力を保つ
  • 脂肪をため込みにくくする

このテストステロンが減少すると、身体的・精神的な不調が現れます。
これが、男性更年期(LOH症候群)です。

こんな症状があれば要注意

以下のような症状があれば、男性ホルモンの低下が関係している可能性があります。

✅ 性欲や勃起力が低下
✅ 以前のような「やる気」が出ない
✅ 集中力が続かない
✅ 疲れが抜けにくい
✅ 筋肉が減り、脂肪がつきやすい
✅ 気分が落ち込みがち
✅ ほてりや多汗

男性更年期の診断にはホルモン検査が必要

症状があっても、必ずしもホルモン低下が原因とは限りません
そのため、血液検査テストステロン値を測定する必要があります。

検査項目 基準値(目安)
総テストステロン 250ng/dL未満
遊離テストステロン 7.5pg/mL未満

この基準以下なら、「LOH症候群」の可能性が高くなります。

男性更年期の治療法「テストステロン補充療法(TRT)」

テストステロンが実際に不足している、または症状が強い場合には、
テストステロン補充療法(TRT)を行います。

TRTで期待できる効果

  • 性欲・勃起力の回復
  • やる気・集中力アップ
  • 筋肉量増加・体脂肪減少
  • 抑うつ気分の改善
  • 骨密度の改善

日本で行われる補充療法

日本で一般的に行われる補充療法は、次の2種類です。

方法 特徴 保険適用
筋肉注射 2~4週間ごとに注射 ◯(保険適用)
ジェル 毎日皮膚に塗る ✕(自費診療)

ポイント

  • まずは保険適用の筋注からスタートするのが一般的
  • ジェルは自宅でケアできるが、自費診療になります

TRTの副作用や注意点

補充療法には効果だけでなく、いくつかのリスクもあります。

主な注意点

  • 前立腺がんや前立腺肥大の悪化
    → PSA検査を定期的に実施

  • 血液が濃くなる(多血症)
    → ヘマトクリットを定期チェック

  • にきび・脂性肌
    → 皮膚トラブルに注意

  • 睡眠時無呼吸の悪化

  • 精子が減る(不妊の可能性)
    → 将来の妊娠を希望する方は要相談

治療の流れ

ステップ 内容
① 初診 症状チェック+血液検査
② 結果説明 診断+治療方法の選択
③ 補充療法スタート 筋注またはジェル
④ 定期フォロー 3ヶ月ごとに血液検査+診察

費用について

診療・治療内容 保険適用 自費
診察・検査 10,000円前後
筋肉注射(1回) 約5,000円
ジェル1ヶ月分 約10,000~15,000円

まとめ

「年だから仕方ない…」と諦めていた不調、男性ホルモンの低下が原因かもしれません。
適切な治療を行えば、性欲・活力・健康を取り戻すことも十分可能です。
「もしかして?」と思ったら、一度ご相談ください。