2024-08-01 22:41:00
新型コロナウイルス感染症第11波:現状と対策
新型コロナウイルス感染症第11波:現状と対策
現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第11波の真っ只中にあります。当保健室では、2ヶ月前から第11波の始まりに向けてパンフレットを全患者さんに配布していました。今日の検査陽性率は、抗原検査及び簡易PCR検査を含めて約83%に達し、陽性者は5名、そのうち3名は家族内感染でした。
高齢者のケース
80代のご夫婦で、ワクチン未接種の方々が感染し、軽い症状ながら抗コロナ薬を希望されました。無事に治癒されることを願っています。COVID-19は特に脳神経の年齢を加速させる加齢因子であるため、軽い症状であっても長期的な影響に注意が必要です。
嗅覚障害と認知機能の低下
COVID-19感染後、嗅覚障害が続く場合、認知機能の低下を予測する重要な因子となることが分かっています。これにより、感染後も注意深い観察と適切なフォローアップが必要です。
難聴と認知症のリスク
韓国の研究によれば、20~39歳の成人において、COVID-19感染後の聴力喪失や感音性難聴のリスクが未感染者に比べて高いことが示されています。このデータは音楽界のみならず、一般の若い成人にとっても大問題です。COVID-19が難聴を通じて認知機能の低下を引き起こす可能性があるため、早期の対策が求められます。
結論
新型コロナウイルス感染症第11波において、感染予防と早期の治療が重要です。また、感染後の嗅覚障害や聴力喪失に対しても、認知機能低下のリスクを認識し、適切な対応が必要です。引き続き、感染対策を徹底し、健康を守りましょう。
参考資料
• Young adults at higher risk of hearing loss after COVID