身体の病気や栄養状態を評価
貧血、鉄欠乏、甲状腺機能異常、糖代謝異常、栄養障害などを症状に応じて調べ、対応可能な原因がないか確認します。
長引く不調を、身体と心の両面から丁寧に診察します。
感染から回復した後も、疲れやすさ、息切れ、動悸、集中力の低下など、さまざまな症状が長く続くことがあります。こうした状態は「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(Long COVID)」と呼ばれます。
症状は人によって異なり、良くなったり悪くなったりすることもあります。通常の検査で異常が見つからなくても、症状が「気のせい」ということではありません。
別の病気や感染後の合併症によって生じる症状もあるため、原因を決めつけずに確認します。
貧血、鉄欠乏、甲状腺機能異常、糖代謝異常、栄養障害などを症状に応じて調べ、対応可能な原因がないか確認します。
軽い運動、家事、仕事、頭を使う作業などの後に、症状が遅れて悪化する場合があります。PEMが疑われる方には、無理な運動を勧めず、活動と休息を調整する「ペーシング」を重視します。
動悸、めまい、立ちくらみなどが続くときは、必要に応じて横になった状態と立った状態で血圧・脈拍を確認し、起立性低血圧や体位性頻脈症候群(POTS)などを考慮します。
息切れ、胸痛、動悸などに対し、必要に応じて心電図、酸素飽和度、血液検査などを行います。専門的な評価が必要な場合は適切な医療機関へつなぎます。
不眠、不安、抑うつ、集中力の低下や「ブレインフォグ」などにも目を向けます。身体症状を安易に心理的な問題と決めつけず、必要な支援を考えます。
冷え、疲労感、食欲不振などに対し、症状や体質に合わせて漢方薬を検討することがあります。ただし、Long COVIDそのものを確実に治す効果が確立しているわけではありません。
睡眠、栄養、活動量、休息の取り方を確認します。仕事・家事・学業への影響も踏まえ、症状を悪化させない生活の立て直しを支援します。
症状と日常生活の変化を継続して確認します。嗅覚・味覚障害には耳鼻咽喉科、心肺症状には循環器・呼吸器など、必要な専門診療を検討します。
労作後の症状悪化(PEM)は、通常の疲労とは異なり、軽い身体的・精神的活動でも症状が悪化し、翌日以降まで続くことがあります。
WHOによる罹患後症状の定義では、一般に感染から約3か月の時点で、少なくとも2か月以上続く症状などを対象とします。ただし、相談するために3か月待つ必要はありません。 感染後、数週間経っても調子が戻らない場合や、仕事・家事・学業に支障がある場合はご相談ください。
ご受診は、原則として事前にお電話でご予約ください。
検査・治療は症状と診察結果に応じて検討します。保険診療の取扱いや費用は受診時にご案内します。診断書・就労に関する書類や小児の対応範囲については、予約時にお問い合わせください。
強い胸痛、急激な呼吸困難、意識障害などが生じた場合は、ためらわず救急車を要請してください。
Long COVIDには、まだ十分に解明されていない部分があり、すべての方に共通して有効な治療法が確立しているわけではありません。だからこそ、症状を丁寧に評価し、治療可能な原因を確認しながら、一人ひとりに合った対応を考えます。
検査の数字だけでなく、症状を診る。身体だけでなく、生活を診る。そして、その人らしい日常を取り戻すことを目指す。
菊池クリニック