睡眠時無呼吸症候群(SAS)について
〜帝人との連携による簡易検査とCPAP治療のご案内〜
◆ 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まったり(無呼吸)、浅くなったり(低呼吸)する病気です。特に「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)」が多く、のど(上気道)が塞がれることで発生します。
気づかないうちに進行しやすく、以下のような症状・リスクがあります。
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いびきが大きい・呼吸が止まる
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起床時の頭痛・疲れ
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日中の眠気・集中力の低下
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高血圧、心疾患、糖尿病との関連
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交通事故や労働災害のリスク増加
◆ ご自宅でできる簡易検査(帝人と提携)
当院では帝人株式会社と連携し、ご自宅で受けられるSAS簡易検査をご案内しています。機器はご自宅に届き、就寝中にセンサーを装着するだけの簡単な検査です。
▼ 検査の流れ
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医師による問診・スクリーニング
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帝人より検査機器を発送
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ご自宅で1~2晩装着し、返送
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医師が検査結果を説明し、必要に応じて治療へ
◆ AHIが40以上でCPAP治療の対象に!
簡易検査により、1時間あたりの無呼吸・低呼吸の回数(AHI)が40以上と診断された場合は、精密検査(PSG)を行わなくても、CPAP治療が保険適用となります。
これにより、迅速に治療へと移行することが可能です。
◆ CPAP(シーパップ)治療とは?
CPAPとは、「持続陽圧呼吸療法」のことです。専用の機械で空気を送り、睡眠中の気道の閉塞を防ぎます。マスクを装着して就寝するだけで、深い睡眠を取り戻すことができます。
▼ CPAPのメリット
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睡眠の質が改善、熟睡感アップ
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日中の眠気や集中力低下の改善
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高血圧・心臓病・脳卒中などのリスク軽減
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治療状況は遠隔モニタリング可能(帝人がサポート)
◆ まとめ
SASは放っておくと、生活の質だけでなく健康寿命にも大きな影響を与えます。
「いびきがひどい」「眠っても疲れが取れない」「日中眠くて仕方ない」…そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
ご自宅での簡易検査から、治療までしっかりサポートいたします。
🔶 検査や治療についてのお問い合わせは、お気軽にどうぞ。